アルパのページでご紹介していますようにアスンシオン近郊には数多くのアルパ工房があります。
どの工房も古くから腕を磨いてきた職人をそれぞれ抱えています。私はほとんど毎日のようにアルパの工房へ行き職人たちと話をしたり、テレレ(マテ茶の冷たいもの)を回し飲みしながら新しいアルパが仕上がる過程を楽しく見させてもらっています。どの工程も細かい作業の連続です。
 大雑把ではありますが順にご紹介したいと思います。

パラグアイ国産の高級杉材”CEDRO”
日本ではエッセンシャルオイルの
シダーウッド”としておなじみです。
この木材で作られたアルパは赤茶系の落ち着いた色に仕上がります。
晴れて風通しの良い日には通常の作業の合間に木材の乾燥をさせます。
木を張り合わせるのはこの粉を使います。
Cola de pescado”
ニベ膠というもので強力な接着剤ですが水に弱いです。
楔を打ち込み紐で結び金属の枠で固定します。
木材からアルパへの第一歩です。
何とか形が落ち着いてきたら楔を外し乾燥させます。
ヘッドも同様です。

牛の足の骨を電気のこぎりで大体の大きさに切っておきます。
ギターではブリッジに相当する部分に
丁寧に一つ一つ組み込んでゆきます。


ヘッド、ボディ、支柱の各部分の形が出来ました。
彫刻の作業中
数種類のノミを器用に使い美しく彫り上げます。
ツートンのアルパは色付けの作業が入ります。
彫刻の形により筆、コットンなど様々な道具を使います。
彫刻、色付けが終わると仕上げのニスが塗布されます。
近くでうろうろしていると危険です。
それぞれのパーツが完成したら組み立て、弦を張り、セミトノ、スタンディングポジション用の脚などを装着すれば美しいアルパの完成です。