Enriquque Samaniego
パラグアイの代表的なダンス音楽

“Danza del Colibrí”,“Mainumby Jeroky”,どちらも“ハチドリのダンス”という意味ですが曲は違います。どちらの曲もポルカのリズムでハチドリが軽やかに飛ぶ姿が想像できます。
ハチドリといえば南米の代表的な小鳥ですがスペイン語では曲のタイトルにもなっている“Colibrí”,“Picaflor(花をつつく)”,“Pájaro Mosca(ハエ鳥)”などと呼ばれます。グァラニー語では“Mainumby”です。パラグアイで見られるハチドリは上の画像のように緑色のビロードのようなきれいな色をしています。
鳴き声はその可愛らしい姿からは想像できないほどで,私の耳には「ギーギー」と聞こえます。
今回はそのハチドリについての民話をご紹介します。
ハチドリは鳥の中で最も小さい,しかし神が創造された物の中でも最高傑作である。
ハチドリは虹の下から生まれた。ハチドリが神の手許から飛び立ち,初めて野原に降り立った時の事。悪魔がそれを見て,自分も神のハチドリと同じ物を創りたくなった。
神はハチドリに花の蜜が吸えるように長いクチバシをつけてあげた。それを見た悪魔も同じように彼のハチドリにクチバシをつけた。
神はまた森林の緑と同じ色の羽毛をハチドリに描いた。しかし太陽の光が反射して目のくらんだ悪魔は彼のハチドリにとても奇妙な飾りをつけてしまった。
彼のハチドリを創り終えた悪魔はそれを眺めて満足気であった。「神の創ったハチドリよりも私のハチドリの方が素晴らしい!」
しかし悪魔のハチドリが初めて花の蜜を吸うために飛び立とうとした時,悪魔のハチドリには神のハチドリの美しい羽の代わりに4本の得体の知れない脚が生えていて,おまけに首も無かった。
その醜く気味の悪い動物は当然飛ぶ事ができずに芝生の上に落っこちた。それはこの世の中に一番最初に出現したヒキガエルであった。そしてこのヒキガエルは他人の物を欲しがった悪魔のハチドリの姿であった。
あまり可愛らしくないハチドリの鳴き声はこの悪魔が後でイタズラしたのかも???
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*Danza del Colibríが収録されているCD
-Polka: Nicolás Caballero
-Mágico Sonido del Arpa Paraguaya: Enrique Samaniego
*Mainumby Jerokyが収録されているCD
-Danzas típicas del Paraguay: Aparicio Gonzalez